
居酒屋の楽しみは料理だけじゃなく、ドリンク選びにもあります。とはいえメニューが多すぎて、ビール以外は何を頼めばいいか分からない、強いお酒は苦手だけど雰囲気は楽しみたい、二軒目に向けてペースを調整したい、など悩みはつきものです。この記事では、居酒屋のおすすめドリンクを「定番」「料理との相性」「飲みやすさ」「場の作り方」の視点で整理します。初めての店でも、飲み会でも、ひとり飲みでも使える考え方を覚えれば、注文がスムーズになり満足度も上がります。
居酒屋ドリンク選びの基本:迷わないための3つの軸
おすすめドリンクを選ぶときは、まず軸を決めると迷いが減ります。ひとつ目は「その日の目的」です。今日はガッツリ食べたいのか、会話が中心なのか、ゆっくり酔いたいのかで、合うお酒は変わります。ふたつ目は「料理の系統」。揚げ物が多いなら炭酸で流したくなりますし、刺身が多いなら香りを邪魔しない酒が向きます。みっつ目は「自分のペース」。アルコール度数が高いものを続けると酔いが早く回るので、途中で薄めのドリンクやノンアルに切り替えるのも立派な選択です。
注文の順番で失敗しにくくする
最初は口当たりが良く、場が温まるドリンクが便利です。次に料理がそろったら、料理を引き立てる一杯へ。終盤は軽めの一杯で整え、〆やデザートに合わせて甘さや香りを足すと満足感が残ります。
・乾杯:ビール、レモンサワー、ハイボールなど定番で合わせる
・中盤:日本酒、焼酎、ワイン系で料理に寄せる
・終盤:お茶割り、低アル、ノンアルでペース調整する
メニュー表の見方:店の推しを見つける
「自家製」「季節限定」「地元」「樽生」「クラフト」などの言葉がある欄は、店が力を入れていることが多いです。迷ったら推しの欄から選ぶと、その店らしさが分かります。甘さが苦手なら「辛口」「ドライ」、軽く飲みたいなら「ソーダ割り」「お茶割り」など、表記を手がかりにしましょう。
まずはこれ:乾杯で頼みやすい定番おすすめドリンク
居酒屋で最初に頼みやすいのは、出てくるのが早く、料理を選ばない定番です。ビールは王道ですが、苦手な人は無理に合わせなくて大丈夫です。炭酸系やさっぱり系なら、乾杯の一体感も作りやすく、喉の渇きも満たせます。最初の一杯は、飲みやすさとテンポを優先するとその後が楽になります。
定番の強さ:ビール・ハイボール・レモンサワー
ビールは揚げ物や焼き物と相性がよく、苦みが口をリセットしてくれます。ハイボールは炭酸の爽快感で脂を流しやすく、串ものや唐揚げに合わせやすいです。レモンサワーは酸味が食欲を押し上げ、塩味のつまみと組み合わせると止まりにくくなります。
・ビール:枝豆、唐揚げ、焼き鳥タレに強い
・ハイボール:炙り系、塩焼き、揚げ物全般に便利
・レモンサワー:塩だれ系、焼き魚、漬物にも合う
飲みやすい派へ:カシス・梅酒・サワーの選び方
甘めが好きなら、カシスオレンジや梅酒ソーダのようなフルーティー系が入り口になります。ただし甘いほど飲み過ぎやすいので、チェイサーに水や炭酸水を一杯挟むと安心です。サワーも、グレープフルーツやカルピスなど種類が多いので、酸味が好きか甘さが好きかで選ぶと失敗しにくいです。
料理別に選ぶ:居酒屋おすすめドリンクの組み合わせ
「何を飲むか」を料理から逆算すると、注文が一気に簡単になります。刺身や冷奴など繊細な料理には香りが強すぎない酒、揚げ物や濃い味には炭酸や度数のある酒、甘辛い味付けにはコクのある酒が合いやすいです。全部を完璧に合わせる必要はなく、よく出る料理にだけ当てはめれば十分です。
刺身・海鮮には日本酒とすっきり系
刺身や海鮮は、素材の香りを邪魔しない日本酒がよく合います。冷酒はすっきり、燗酒は旨みがふくらむので、季節や好みで選ぶと楽しいです。ビールやハイボールでも悪くありませんが、海鮮を主役にしたい日は日本酒や辛口の白ワイン系が満足度を上げます。
・刺身盛り:辛口の日本酒、すっきり系の白
・しめ鯖:ハイボール、レモンサワーで酸味を重ねる
・焼き魚:辛口の酒、緑茶割りで香りを整える
揚げ物・肉料理には炭酸とコク
唐揚げやフライは、炭酸のキレが合います。ハイボールやジンソーダは油を流す感覚が強く、次の一口が軽くなります。焼肉系のつまみや濃いタレには、コクのある赤ワインや濃いめの焼酎割りも相性が良いです。脂が重く感じたら、途中でお茶割りを挟むとリセットできます。
・唐揚げ:ハイボール、ビール、ジンソーダ
・ホルモン煮込み:焼酎のお湯割り、濃いめハイボール
・焼き鳥タレ:ビール、赤ワイン系、梅酒ロック
飲み会でも使える:失敗しない注文パターンとペース調整
場が大きいほど、ドリンクは個人の好みと場のテンポの両方を考えると上手く回ります。乾杯は合わせやすい定番にして、その後は各自が飲みたいものへ移るのが自然です。途中で誰かが遅れて来るなら、追加の乾杯をしやすい軽めのドリンクを選ぶと気まずさが減ります。酔いが回りやすい人は、アルコール度数の低いものを混ぜたり、同じペースで水を飲むだけでも翌日の楽さが変わります。
二次会まで見据えたペースの作り方
最初の一杯を一気に飲むと、その後の判断が雑になりやすいです。料理が来るまでに飲み過ぎないよう、乾杯後は一度ペースを落とすと安心です。強いお酒を頼むなら、同席の人とシェアするのも手です。
・一杯目:定番で合わせる
・二杯目:料理に寄せるが度数は上げすぎない
・三杯目:お茶割りや薄めのサワーで整える
ノンアル・低アルのおすすめ活用
最近はノンアルビールやノンアルカクテルの選択肢も増えています。飲めない日でも雰囲気に合わせやすく、車移動や翌日が早いときに便利です。低アルなら、ほろよい系のサワーやアルコール度数が控えめなカクテルを選び、量より回数を楽しむと満足感が出ます。無理に飲むより、気持ちよく帰れることが一番です。
通っぽく楽しむ:焼酎・日本酒・クラフト系のおすすめポイント
少し慣れてきたら、店の個性が出やすいカテゴリーに挑戦すると楽しみが広がります。焼酎は芋、麦、米で香りが変わり、割り方でも印象が変わります。日本酒は甘口辛口だけでなく、フルーティーな香りのものや旨みが強いものもあり、料理に合わせる面白さがあります。クラフトビールや地酒がある店なら、まず一杯だけ試してみると、その店のラインナップの方向性が掴めます。
焼酎は割り方で飲みやすさが変わる
芋は香りが強く、麦はすっきり、米はやわらかい印象になりやすいです。初心者はソーダ割りやお茶割りから入ると飲みやすいです。冬はお湯割りにすると香りが立ち、煮込みや鍋と相性が良くなります。
・芋:ロックやお湯割りで香りを楽しむ
・麦:ソーダ割りで軽く、揚げ物にも合う
・米:料理を選びにくく、食中酒になりやすい
日本酒は一合にこだわらず少量で試す
いきなり量を頼むと合わなかったときにきついので、グラス提供があるなら少量で試すのが安心です。刺身なら辛口寄り、だし巻きや煮物なら旨みのあるタイプが合わせやすいです。香りが華やかなタイプは、チーズや炙り料理にも意外と合います。気に入ったら次回、同じ銘柄や近いタイプを選ぶと自分の好みが早く固まります。
